日本消化器がん検診学会雑誌( 2012年 Vol.50 No,1 36ページ〜)より 胃がん検診について抜粋

  胃がん検診受診者数の推移 要精検率の推移等 詳細は 平成21年度消化器がん検診全国集計をご覧ください 

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  FAX番号 03−3235−7647  書式は日本消化器がん検診学会雑誌(142ページ)に掲載されています

 

胃がん検診の 平成21年度の受診者総数は 6,951,679人で前年に比べると 約39万人 5.9%増加した。


間接がん検診 直接がん検診 デジタルがん検診 合  計
 検 診 数 3,514,289 1,068,413 2,368,977 6,951,679
 要精検者数 290,213 75,397 178,035 543,645
精検受診者数 8.3% 7.1% 7.5% 7.8%
精検受診者数 196,744 35,062 106,567 338,373
精検受診率 67.8% 46.5% 59.9% 62.2%
発見胃がん数 3,414 616 1,881 5.911
がん発見率 0.097% 0.058% 0.079% 0.085%
 

受診者総数の推移


     平成17年度    5,901,031人
    平成18年度    5,789,607人
    平成19年度    6,385,118人
    平成20年度    6,561,471人
    平成21年度    6,951,679人




◆ 撮影方法    

検診機関数を分母にしてみると撮影枚数は 間接撮影では6枚の機関は無く、8枚以上が増加傾向にある
   
 ◇間接撮影(n=212)では 6枚は0施設 7枚が57施設(21.7%) 8枚以上が161施設(75.9%)であった

   直接撮影(n=160)では 8枚が53施設(33.1%) 9枚が21施設(13.1%) 10枚以上が64施設(40.0%)であった

   デジタル(n=179)では  8枚が46施設(25.7%) 9枚が21施設(11.7%) 10枚以上が91施設(50.8%)あった


 ◇バリウム濃度は、200%以上が間接撮影で 78.3%、直接撮影で 82.3%、デジタル撮影で 85.5%を占めていた

   間接撮影(n=212)では 200%未満が39施設(18.4%) 200%以上が174施設(78.3%)であった

   直接撮影(n=160)では 200%未満が22施設(13.9%) 200%以上が132施設(82.3%)であった

   デジタル(n=179)では  200%未満が17施設(12.1%) 200%以上が116施設(82.9%)であった
 
 ◇バリウム量は 135〜150mlが最も多く使われており、少量で高濃度バリウムで検診する施設が増加していた

   間接撮影(n=212)では 130ml未満が87施設(41.0%) 131ml〜150mlが103施設(48.6%)であった

   直接撮影(n=160)では 130ml未満が38施設(23.7%) 131ml〜150mlが91施設(56.8%)であった

   デジタル(n=179)では  130ml未満が51施設(28.3%) 131ml〜150mlが102施設(56.9%)であった


◆ 地域・職域別検診成績
                 (T群、U群 間接撮影、直接撮影、デジタル撮影の男女計)
      
地域検診 職域検診 個別検診 人間ドック
受 診 数 2,755,722  3,337,943 37,531  820,483 6,951,679
要精県者数 264,155 220,514 3,212 55,764 543,645
要精検率 9.6% 6.6 8.6 6.8 7.8%
精検受診者数 212,541 94,143 1,977 29,712 338,373
精検受診率 80.5% 42.7 61.6 53.3% 62.2%
発見胃がん数 4,312 1,047 36 516 5,911
発 見 率 0.16 0.031% 0.10 0.93 0.085%


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日本消化器がん検診学会 全国集計より    −平成21年度ー